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MATSURI
STORY

冒険者たちの間で囁かれるとある噂を、最近やけに耳にするようになった。
霊薬の素材となる希少なハーブが群生する秘境に、恐ろしくも美しいキョンシーが現れるという。
そしてその圧倒的な強さを前に、命からがら逃げ帰る者が後を絶たないらしい。
いつもの酒場でその話を聞いてからというもの、心の奥に潜む衝動がじわじわと頭をもたげている。
冒険者の性という奴だろうか、どうしてもその真相を確かめずにはいられなかった。

草木を搔き分け辿り着いた先、秘境の深部で目にしたのは、 月光を浴びて輝く肌に、煌めく銀髪をなびかせた道士風の少女だった。
アンデッド系モンスターとは思えない洗練された美しさに、思わず息を飲む。
静寂を破り、同時に踏み込む二人。
疾風のごとき拳と蹴りの重さに、ただの少女ではなく武の化身だということを思い知らされる。
一瞬の油断すら命取りとなる激闘の末、どうにか彼女の動きを封じることに成功したのだった。

地に膝をついた眼前の少女は、驚くほど柔らかな目つきで主人公を見つめていた。
「あなた、つよい…」
頬を赤らめ、小さな声で呟く彼女の表情からは、先ほどまで感じていた敵意の一切が消え失せている。
倒すべき相手に情を抱いてはいけない、そんな想いで胸が締め付けられる。
相反する感情の狭間で揺らいでいると、彼女がそっと体を寄せてきたことで、不意に胸の奥がざわついた。
彼女をこの地に置いておくべきではない、そう感じるには、十分すぎる瞬間だった。

そうして数週間が経ったある日の夜――
茉莉は月明かりに照らされた室内で静かに佇んでいた。
暗がりの中で、磨き抜かれた肌と豊満な体が浮き彫りになる。
「……なに?」
ほのかに漂う香油を纏い、ゆるりとこちらを振り返る姿を目にして、強く心臓が脈を打つ。
そういえば、彼女の名前を知ったのは町へ帰還して数日後のことだ。
見知らぬ異国の字で書いて伝えられた名前を冒険者仲間に見せ、「まつり」と読むと教わったときのことが思い出される。
初めて名前で呼んだ時、照れくさそうに微笑む茉莉の顔が、今でも鮮明に脳裏に焼き付いていた。

そんなことを考えているうちにいつの間にか距離は縮まり、指先が彼女の手に触れる。
「今日、する…?わたし、いい…きて……♡」
唇から伝わる彼女の冷たさが己の熱と溶け合い、一つになる感覚を覚える。
自分のものにしたいという強い支配欲から、淫らな命令を霊符にしたため彼女の身体に貼ると、
茉莉は嬉しそうに微笑み、慣れた手つきでそっと体を重ねてきた。
果たして見よう見まねで書いた霊符に効果があるのか、それとも彼女が健気に応じてくれているだけなのかは定かではない。
ただ、互いの心が通じ合っていると思えることだけは確かだった。

『彼女は人か、それともモンスターか』
そんな疑問が時折脳裏をよぎるが――その答えは出なくてもいい。
それほどまでに彼女と共に過ごす時間は、心がほどけていくような時間だった。
彼女の不器用な仕草や控えめな笑顔に、胸の奥がじんわりと温かく満たされていく。
ただ彼女がここにいて、自分の隣で幸せそうに笑っていることが、何よりも大切だと感じていた。

茉莉 Matsuri

性格:クールで無口で余裕たっぷりな武人、実はドM
趣味:湯浴み、肌のお手入れ
好きなもの:香油など良い香りがするもの
嫌いなもの:強い日差し、長々と喋ること
性癖:自分を打ち負かした相手から嬲られること
好きなプレイ:淫らな命令の御札を額に貼ってもらい、そのとおり振る舞う
馴れ初め:高難易度マップのボスである自分を打ち負かした冒険者に惚れ込みお持ち帰りされた。

商品概要

商品名:アルモア 太平さんせっと 抱き枕カバー
素材:ライクトロンリッチ®
サイズ:W500×H1600(mm)
製造国:日本
イラスト:太平さんせっと
価格:13,750円(税込)
発売日:2024年12月23日16:00
受注締め切り:2025年1月16日15:59